【コラム】感謝の気持ちを花で伝える

 花束を持った人を見かけると、ふと、思い出すことがある。それは、子供のころ、家の庭に咲いていた花をつんで母にあげた時、母がよろこんでくれた笑顔。そんな遠い日の記憶がいつまでも鮮明に、きれいな花とともにある。花の魅力は、もらった人も、あげた人も笑顔にさせる。そんな力があるのでしょう。きっと、花束をもらった人の笑顔があげた人の気持ちも喜こばせただろう、と思うとわたしの気持ちも明るくなっていた。

 5月12日は母の日。いつもは「ありがとう」が言えずにいるのに、花を贈ると自然に感謝のことばが湧いてくる。そんな特別な記念日として母の日があるようです。感謝の気持ちを花に込めて、ありがとうの言葉を添えて贈る。
そして、母の日だけでなく、日ごろからお世話になっている方々に「ありがとう」のメッセージをフラワーギフトでという習慣が素敵だと思いませんか。

「ありがとう」を贈るシンプルな花。カーネーション

 母の日に贈る花といえば、日本ではカーネーションの花が定番ですが、世界に目を転じてみると、いろいろな花が母の日のプレゼントとして使われているようです。たとえば、オーストラリアでは菊の花が定番。菊は英語で「chrysanthemum」略して「mum」と呼ばれ、Motherの短縮形と同じことから母のギフトとして定着したようです。南半球の5月は秋、菊がシーズンを迎えるという事情もあるようです。北欧フィンランドの「母の日」では、大人はミニバラを花屋で買うのが一般的ですが、子供たちが「Vuokko-ヴォッコ」という二輪草の野の花をプレゼントするのだそうです。子どもたちは当日朝に、家の庭や裏の森などから摘んできて、お母さんにプレゼントする習慣があるそうです。子供たちのほほえましい姿が目に浮かびます。
トルコの母の日は少し変わっています。 「母の日おめでとう」という合言葉で、子供を持つすべての女性に対して「おめでとう」と、言い合います。トルコの人に倣って今年はお母さんだけでなく、奥様や親しい女性に向けての花のプレゼントはいかが。言葉では照れ臭い感謝の気持ちを花の力を借りて表現してみては。カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」母親が自分の子供へ向ける愛情こそ、最も無垢で愛情深いもの。すべての母親に、気高い無償の愛への敬意を込めて、「ありがとう」と言える、そんな日にしたいものです。

日本の昔からの良さを感じる花。アジサイ

 最近では、「あじさい(紫陽花)」を母の日に贈る方も増えています。育てるのが簡単ということ、母の日以降も長い間目で楽しむ事ができること、などが人気上昇の秘密。きちんと育てれば、翌年も楽しませてくれる。

あじさいの花言葉は、色によって違い、
・「青=辛抱強い愛情」
・「ピンク=元気な女性」
・「白=寛容」
を表しています。
花言葉からも母の日の贈り物には、ピンクのあじさいが好んで贈られています。
母の日以降に、梅雨時期に入る日本の気象風土にも合っていて、新しい母の日の定番アイテムになっているようです。

多彩なバリエーションを楽しむ。ブーケ

 母の日に渡すブーケには、カーネーションを選ばれる人が多いのですが、近年では、相手の好きな花を贈る方も多いそうです。特に人気な花がバラやユリ。バラやユリの花束は豪華で、多彩。ブーケにも、アレンジメントにも、適しているので、人気があるようです。ちょっとした感謝の気持ちを伝えるのに、日ごろの感謝を込めて、親しい人にも贈ってみてはいかがでしょう。

心躍る「華やかな空間」を。フラワーアレンジメント

離れて暮らすお母さんや、一人暮らしの方には、上品な美しさや優雅な印象のお花は、暮らしを華やかにしれくれることでしょう。近年話題にもなっているレインボーカーネーションなど、フラワーバスケットには華やかな色調のものが多くあります。レインボーカーネーションの花言葉は「感謝」、虹色のバスケットに寄せて、言葉にならない感謝の気持ちを伝えてください。

幸せな気分を長く感じてもらうために。胡蝶蘭

 胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」、またピンク色の胡蝶蘭には「あなたを愛する」白い胡蝶蘭には「純粋な愛」という花言葉があります。
胡蝶蘭には「母性」や「母からの無償の愛」、また「子から母への愛情・感謝の気持ち」を伝えられる花言葉があるので、母の日のプレゼントして喜ばれています。

香りを楽しむ母の日プレゼント。ソープフラワー

 ソープフラワーとは花びら1枚1枚が石けん素材でできた香り付きの「観賞用」のお花です。手洗いや洗顔などを目的とした物ではなく、香り・見た目を楽しむお花です。とても華やかで枯れずに大切な思い出を美しく長く楽しむことができます。本物のお花と同じように、優しいアロマの香りを楽しめるのは嬉しいですね。 母の日にソープフラワーをプレゼントすれば、その美しさと香りを長くお母さんに楽しんでもらえることでしょう。

飾りとして人気が高い。ハーバリウム

 ハーバリウムとは、植物標本のこと。おしゃれなお店などで飾られている人気のフラワーギフトです。様々な形状のガラス瓶に保存液を満たし、プリザーブドフラワーやドライフラワーを入れて鑑賞します。母の日用としては、バラや、カーネーションなど様々な花材が使われています。光にハーバリウムをかざすとボトルの中で美しく輝き、生きている花の美しさをそのまま閉じ込めたかのような印象です。美しさは、3か月から1年程度保つことができ、長い間楽しめるので、母の日のプレゼントにおすすめです。

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